日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャルル・ドゴール空港」の意味・わかりやすい解説
シャルル・ドゴール空港
しゃるるどごーるくうこう
Aéroport Paris-Charles-de-Gaulle
フランスの首都パリの国際空港の一つ。ル・ブルジェ空港、オルリー空港に続くパリにおける第三の空港で、パリ都心部より北約25キロメートル、ロアシー・アン・フランスに位置する。面積は3238ヘクタール。1968年にル・ブルジェ空港の代替として着工し、1974年に開港した。長さ4215メートル、4200メートル、2700メートル2本からなる合計4本の滑走路、一般用のターミナル2棟とチャーター専用のターミナル1棟を有する。2010年の年間発着回数は49万9997回、年間利用客数5816万7062人。開港時よりパリ北駅との間に空港アクセス鉄道を開通させ、航空利用客の大量・高速輸送を可能とする態勢を整え、ヨーロッパでもっとも広い空港敷地内にはTGV(テージェーベー)(フランス国鉄の超高速列車)とRER(首都圏高速鉄道)が乗り入れる空港鉄道駅がある。名称はフランスの軍人・大統領であるシャルル・ドゴールにちなむ。ロアシー空港ともいう。
[青木栄一・青木 亮]