ルーベンスの家(読み)ルーベンスのいえ

世界の観光地名がわかる事典 「ルーベンスの家」の解説

ルーベンスのいえ【ルーベンスの家】

ベルギー北部の同国第2の都市アントワープにある博物館。アントワープ中央駅から約1kmの場所にある。同地出身の画家ルーベンス(Pieter Paul Rubens、1577~1640年)が家族とともに住んだバロック様式邸宅で、ルーベンスがイタリアから帰国した1610年11月にこの家を購入し、1640年に死去するまで住居アトリエとして使用していた。アントワープ市が1937年に購入し、1946年に再建して市立博物館として公開している。ルーベンスは画家としてだけでなく、7ヵ国語をあやつる外交官として、また、建築家、美術品収集家としても活躍した人物である。◇現在、ルーベンスの家(博物館)には、彼の自画像や自作の作品とともに、数多くの美術収集品などを展示している。食堂にはルーベンスの自画像が、居間には彼の代表作である「庭園アダムイブ」、「聖アドリアヌスの殉教」などの作品がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む