レア・シルウィア(その他表記)Rhea Silvia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レア・シルウィア」の意味・わかりやすい解説

レア・シルウィア
Rhea Silvia

ローマの建国伝説に登場する女性。ラテン都市アルバの王ヌミトルの娘であったが,ヌミトルの王位を簒奪した叔父アムリウスによって,男と交わることのできないウェスタ女神の巫女にされた。しかし泉に水を汲みに行ったところをマルス神によって犯され,ローマの創建者ロムルスとその双子兄弟レムスを生んだという。

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世界大百科事典(旧版)内のレア・シルウィアの言及

【ローマ神話】より

…兄ヌミトルNumitorは弟アムリウスAmuliusにより王位を簒奪(さんだつ)される。ヌミトルの男児は殺され,娘レア・シルウィアRhea Silviaは純潔保持を課せられるウェスタの巫女にされるが,マルス神によってみごもり,双子を生む。簒奪者の命でティベリス川に流された双子は,1本のイチジクの木のもとに漂着した。…

※「レア・シルウィア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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