レイ・テン・シン・そこなう・わざわい

普及版 字通 の解説


8画

[字音] レイ・テン・シン
[字訓] そこなう・わざわい

[説文解字]

[字形] 会意
水+殄(てん)の省文。〔説文〕十一上に「水利(よ)からざるなり。水に從ひ、(しん)聲。五行傳に曰く、其(六)のの作(おこ)るが(ごと)し」と〔伏生洪範五行伝〕の文を引く。気の相傷なうをという。にその声はないから、殄の意を以て、会意の字とすべきであろう。

[訓義]
1. そこなう、やぶる。
2. わざわい、悪気
3. よどむ。
4. みちる、みだれる。

[古辞書の訓]
名義抄 ミダル・ワザハヒ 〔字鏡集〕 ミダル・ワザハヒ・ミヅノニブキ

[語系]
lii、(戻)lyetは声近く、は疾戻の意がある。

[熟語]

[下接語]
・雲・災・作・大・表・氛・妖・六

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android