普及版 字通 の解説
8画
[字訓] そこなう・わざわい
[説文解字]
[字形] 会意
水+殄(てん)の省文。〔説文〕十一上に「は水利(よ)からざるなり。水に從ひ、(しん)聲。五行傳に曰く、其(六)のの作(おこ)るが(ごと)し」と〔伏生洪範五行伝〕の文を引く。気の相傷なうをという。にその声はないから、殄の意を以て、会意の字とすべきであろう。
[訓義]
1. そこなう、やぶる。
2. わざわい、悪気。
3. よどむ。
4. みちる、みだれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミダル・ワザハヒ 〔字鏡集〕 ミダル・ワザハヒ・ミヅノニブキ
[語系]
lii、(戻)lyetは声近く、は疾戻の意がある。
[熟語]
疫▶・怪▶・気▶・▶・▶・魃▶・戻▶・▶
[下接語]
陰・雲・災・作・・大・表・氛・妖・六
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報