レウココリネ(英語表記)Leucocoryne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レウココリネ」の意味・わかりやすい解説

レウココリネ
Leucocoryne

ユリ科レウココリネ属の総称。リューココリネともいう。チリに約5種が自生する球根植物。園芸的にはレウココリネ・イクシオイデス L.ixioidesと,変種のプルプレア L.ixioides var.purpureaが,おもに切り花用に営利栽培される。長さ 30cm前後の葉が根出し,細い花茎の先に5~6花を散形につける。花は6花被片から成り,平開する。イクシオイデスの花は藤青色で,基部に白い輪が入り,プルプレアは紅紫色の輪が入る。花喉部から突き出す黄色い棒状の部分は仮雄ずいである。いずれも芳香がある。 10月頃球根を植付け,無加温のフレームなどで越冬させる。高温多湿に弱い。

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百科事典マイペディア 「レウココリネ」の意味・わかりやすい解説

レウココリネ

リュウココリネとも。南アメリカのチリに原産するユリ科の球根植物で,4種がある。うちレウココリネ・イキシオイデスが,春の切花として栽培される。葉は細長い線形で根生。花茎はその葉叢から1〜2本立ち,高さ30〜40cm,先端に数花が散形状につく。花は6弁で径約4cm,青紫色で中心は白色。花の中心が紅紫色になるものや,全体が白色の系統もある。実生でふやす。

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