日本大百科全書(ニッポニカ) 「レキシントンの戦い」の意味・わかりやすい解説 レキシントンの戦いれきしんとんのたたかい 1775年4月19日に起こった、アメリカ独立戦争の開始点となった戦闘。マサチューセッツのパトリオット(愛国派)が集積していた軍需物資を押収しようとして、ゲイジ将軍指揮下の約800人のイギリス軍部隊が出動したが、ポール・リビアの通報によって参集した民兵軍との間でレキシントンとコンコードで戦闘が起こり、イギリス軍はいちおうの目的は果たしたものの273人の死傷者を出してボストンに撤収した。[島川雅史]『R・A・グロス著、宇田佳正・大山綱夫訳『ミニットマンの世界――アメリカ独立革命民衆史』(1980・北海道大学図書刊行会)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例