レファレンス・レンジ(その他表記)reference range

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レファレンス・レンジ」の意味・わかりやすい解説

レファレンス・レンジ
reference range

参考相場圏のこと。世界経済の持続的な成長や不均衡是正を目的として各国の為替相場を一定の範囲内に安定させようとする考え方。 1986年東京での主要国首脳会議 (サミット) において,世界経済の持続的な成長や不均衡是正を達成するために先進5ヵ国で政策協調をはかることとし,重要な経済指標についてサーベイランス (多角的監視) を行うことが決定された。指標の一つとして為替レートが取上げられ,その際の目安として採用されたのがレファレンス・レンジである。相場を一定の範囲内に安定させようとする点ではターゲット・ゾーンと同じであるが,この考え方が相場の変動を一定の範囲内に収めるために強力な介入も辞さないというのに対して,レファレンス・レンジは各国のサーベイランスを重視した整合性のある経済政策の結果として達成すべきものとされている。

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