改訂新版 世界大百科事典 「レラントスの戦」の意味・わかりやすい解説 レラントスの戦 (レラントスのたたかい) 前8世紀末,エウボイアの二大ポリスであるカルキスとエレトリアが,レラントスLēlantos平野の領有を争って起こした戦争。カルキス側にはサモス,エリュトライ,コリントス,スパルタ,テッサリアなどが,エレトリア側にはミレトス,キオス,メガラなどが加勢したことが推定される。この戦いはカルキスの勝利に終わったが,トゥキュディデスによれば,ギリシアを二分して行われた,はじめての陸上における戦争であった。執筆者:前沢 伸行 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by