普及版 字通 「レン・さざなみ」の読み・字形・画数・意味
人名用漢字 14画
[字訓] さざなみ
[字形] 形声
声符は(連)(れん)。に連なるものの意がある。〔詩、魏風、伐檀〕は木樵り歌で、伐り出した木を川に下して流す。「坎坎(かんかん)として檀(えのき)を伐ち 之れを河の干(ほとり)に(お)く 河水くして且つ(なみだ)つ」と歌う。〔詩、衛風、氓〕には、「泣涕(きふてい)、たり」と、涙の下るさまとする。
[訓義]
1. さざなみ、なみだつ。
2. なく、さめざめとなく、なみだをながす。
3. つらなる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ナミ 〔字鏡集〕 ナミダノヲツルカタチ
[語系]
lianは淪liunと声義近く、はさざなみ、淪はその波紋をいう。水の流れを形容するものに、(瀬)・浪・濫など來(来)母(らいぼ)の字が多い。
[熟語]
猗▶・▶・▶・泣▶・如▶・洳▶・然▶・波▶・淪▶・▶
[下接語]
・軽・涓・細・珠・清・微・風・碧・流・淪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報