ジャッジ(自動防空警戒管制組織)やセイジ(半自動防空管制組織)などの防空のための自動警戒管制組織は防空警戒用のレーダー基地から構成されているが、レーダー・サイトはそのレーダー基地をさしている。レーダー・サイトには、目標の方位、距離、高度を同時に測定できる三次元レーダーなどと、敵味方識別装置、位置算定用コンピュータなどを備えている。それと防空指令所や航空機との通信システム、それにサイト要員の居住施設などがある。航空自衛隊のジャッジ・システムのレーダー・サイトは防空監視所Surveillance Station(SS)とよばれ、日本国土の周辺に28か所設置されている。これらのレーダー・サイトの大部分は海岸近くの山の頂上に設置され、レーダーの捜索範囲と電波の到達距離を大きくしている。探知できる距離は、目標の大きさや高度によっても変わってくるが、高高度の目標であれば通常400キロメートル前後になる。
[剣持一巳・野木恵一]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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