ロウ山(読み)ロウざん

世界の観光地名がわかる事典 「ロウ山」の解説

ロウざん【ロウ山】

中国の山東省青島(チンタオ)市の東約50kmのところにある、奇岩怪石の黒色花崗岩(かこうがん)でできた岩山(標高1133m)。宋の時代ごろから道教聖地・修行場として知られるようになり、山中にはたくさんの道教寺院がある。太清宮、上清宮、明霞洞などの道教寺院のほか、龍潭瀑(滝)や眺望のすばらしいポイントなど見どころが多く、観光だけでなく、ハイキングなどでも人気を集めている。麓から中腹の上清宮まで登ることができるリフトがあるため、青島からの1日観光も可能である。なお、山中には清流や泉が多く、この清廉な水は青島ビールにも使用されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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