普及版 字通 の解説

8画
[字訓] さける・かける・ほる
[説文解字]

[字形] 形声
声符は
(ろく)。
は地脈。〔説文〕十四下に「
は地の理なり」、
字条十一上に「水石の理なり」として会意とするが、
の声義を承ける字。脈理に沿って、石が裂けることをいう。〔周礼、考工記、総目〕に「石、時ありて
す」とあるように、石が自然に脈理に沿って剝落することがある。勒(ろく)と通用し、刻勒する意に用い、勒書を手
、手紙を書くことを
函という。[訓義]
1. さける、石がさける。
2. かける、石が剝落する。
3. ほる、ほりつける、書をしるす。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
イヅミノコヱ[語系]
・
・
・肋l
kは同声。力は耒(すき)の象形。その先端が細く分かれており、肋(あばら)など、その形に似た状態のものをいう。細長い形で欠落するものを
という。[熟語]
函▶・
失▶・
▶・
布▶・
覆▶・
滅▶[下接語]
残
・石
・変
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

