法則の辞典 「ロシュの限界」の解説 ロシュの限界【Roche's limit】 近接連星や惑星,衛星などの系において,主星の潮汐作用に抗して伴星や衛星が安定な平衡状態に存在できるためには,ある最小限界が存在し,これより外側ならば安定軌道を描くが,内側に入ると大きな潮汐作用のため破壊されてしまう.この限界をロシュの限界という.主星の半径と密度をそれぞれ rp,ρp,伴星の密度を ρs とし,両天体の距離を R としたとき,平衡条件を保つためには R は次の式を満足しなければならない. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報