ロシュ(読み)ろしゅ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロシュ」の意味・わかりやすい解説

ロシュ
Loches

フランス西部,パリ盆地南西部,アンドルエロアール県の町。ツールの南東約 40km,アンドル川左岸に位置する。 500年頃に創立された修道院を中心に発展した町で,12~13世紀にはイングランドとの戦場となり,15世紀にはフランス国王の居城とフランスの牢獄がおかれた。多くの塔を有する城壁内には王の居館 (14~15世紀) をはじめ,聖ウール聖堂 (10~11世紀) ,牢獄などがある。現在は周辺の農産物集散地で,衣料電子工業などもある。人口 7133 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロシュ」の意味・わかりやすい解説

ロシュ(フランス)
ろしゅ
Loches

フランス中西部、アンドル・エ・ロアール県の小都市。人口6328(1999)。アンドル川に臨み、東側ロシュの森が広がる。旧市街には城(12~15世紀)、王宮(14~15世紀)、城壁、サン・ルール教会など歴史的な建造物が残り、観光地となっている。電子工業、缶詰工業などがある。

[高橋伸夫]


ロシュ(Michel Jules Marie Léon Roche)
ろしゅ

ロッシュ

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