最新 地学事典 「ロックコントロール」の解説
ロックコントロール
rock control
岩石物性(物理的,力学的,化学的性質などの定量的性質)の測定値に基づき地形形成過程を説明する理論(rock control theory/岩石制約論)。1964年に谷津栄寿が世界に先駆けて提唱。この材料科学的な考え方の導入は,日本の地形学を特徴づけるものとなった。ロックコントロールの概念は,谷津の門弟に引き継がれ,風化・侵食については松倉公憲ら,海岸地形については砂村継夫らなどが,岩石物性値を変数にもつ地形学公式(鈴木隆介,2002)の立案にも影響を与えた。参考文献:T.Suzuki(2002) Chikei, Vol. 23:161
執筆者:小口 千明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

