20世紀西洋人名事典 「ロバート・L.ボーデン」の解説
ロバート・L. ボーデン
Robert Laird Borden
1854 - 1937
カナダの政治家。
元・カナダ首相。
ノバスコシア生まれ。
弁護士を経て1896年連邦議会下院議員となる。1901年保守党党首となり、’11年の総選挙で政権を掌握し、首相。戦時処置法を可決し、内閣の強権発動が認められ、民間鉄道の国営化が計られる。’17年徴兵制の導入を提議し、保守党、自由党連合内閣を形成し実現。これによりイギリスの戦争遂行を支援したカナダは国際的地位を上昇させる。講和条約調印、国際連盟創設にはイギリスと対等の立場で参加。’18年婦人参政権を実現。’20年に引退するが、’22年ワシントン会議カナダ代表など政界への影響を保ち続けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報