ロベール1世(読み)ロベールいっせい(その他表記)Robert I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロベール1世」の意味・わかりやすい解説

ロベール1世
ロベールいっせい
Robert I

[生]865頃
[没]923.6.15. ソアソン
カロリング朝末期の西フランク王 (在位 922~923) 。ロベール・ル・フォール次男ユーグ・カペー祖父。西フランク王シャルル3世 (単純王)のもとでフランス公の地位を認められ,ノルマン人進出を防戦して軍功を立てたが,920年頃シャルルにそむき,ロレーヌに追いつめた。 922年諸侯に推されて王となり,ランスで戴冠したが,翌年反撃に転じたシャルルとソアソンで戦い敗死した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 単純王

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む