ロマニョシ
ろまにょし
Gian Domenico Romagnosi
(1761―1835)
イタリアのサルソマジョーレ生まれの刑法学者、哲学者。パルマ大学を卒業、ピアチェンツァで公証人をしながら、『刑法の起源』の構想を練り、この著によって、近代刑法創始者の一人と目されるようになった。各地の大学で教えるほか、イタリア王国の法律制定に参与するが、ナポレオン失墜に伴うイタリア王国崩壊後、追われる身となり、教えることも禁じられた。代議制を支持して絶対王制を厳しく非難、あらゆる民族の文化に関する新しい学を提唱した。
[大谷啓治]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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