ワライガエル(読み)わらいがえる(その他表記)marsh frog

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワライガエル」の意味・わかりやすい解説

ワライガエル
わらいがえる / 笑蛙
marsh frog
[学] Rana ridibunda

両生綱無尾目アカガエル科のカエルトノサマガエル近縁種。ヨーロッパ南部・中部からカスピ海を経て中国との国境まで広く分布する。背面褐色で、緑色がかった個体も多い。黒色の円形斑(はん)、黄緑色の背中線があり、体長は最大15センチメートルに達する。池や川に生息し、水辺を離れることは少ない。鳴き声は大きく、変化に富み、笑い声に似ている。ヨーロッパトノサマガエルR. esculentaは、本種とコガタガエルR. lessonaeの間にできた雑種である。

倉本 満]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む