ワーゲノフィルム(その他表記)Waagenophyllum

最新 地学事典 「ワーゲノフィルム」の解説

ワーゲノフィルム

学◆Waagenophyllum

刺胞動物門花虫綱四放サンゴ目Waagenophyllidae科の一属。ワーゲンサンゴとも。樹枝状の群体を形成。各々のサンゴ個体は小型(直径数mm~2cm程度)で,軸柱が発達する。床板が中心部に向かい著しく傾斜し,また,第三次隔壁のない点で近縁のグループから区分される。日本・中国南部・東南アジアパキスタンイランユーゴスラビアなどに分布。テチス浅海域で形成された,中~上部ペルム系の石灰岩相から多産する。参考文献M.Minato et al.(1965) J. Fac. Sci., Univ. Hokkaido, Ser.IV, Vol.12。

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関連語 脊椎動物 江崎

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワーゲノフィルム」の意味・わかりやすい解説

ワーゲノフィルム
Waagenophyllum

刺胞動物門花虫綱四放サンゴ亜綱ロンスダレイア科の化石属。ワーゲンサンゴともいう。叢状の細枝からなる群体をつくる四放サンゴ。サンゴ個体は細長く,直径は数mmから 2cmほどで,床板は著しく傾斜し,第3次隔壁がない。古生代ペルム紀中期から後期示準化石。当時のテチス海域を特徴づける。(→刺胞動物花虫類無脊椎動物ルゴースサンゴ類

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世界大百科事典(旧版)内のワーゲノフィルムの言及

【サンゴ(珊瑚)】より

…日本ではシルル紀から二畳紀にわたり,それぞれの紀に特徴的な種属が報告されており,示準化石として有効なものが多い。その例としてカルセオラCalceola,ケイチョウフィルムKueichouphyllum(貴州サンゴ)やワーゲノフィルムWaagenophyllumなどがある。 六放サンゴ類は中生代三畳紀から現在まで知られている花虫綱の一グループで,過去,現在を通じてサンゴ礁を形成してきたもっとも重要なグループである。…

※「ワーゲノフィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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