ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルゴースサンゴ類」の意味・わかりやすい解説 ルゴースサンゴ類ルゴースサンゴるいRugosa 刺胞動物門花虫綱四放サンゴ亜綱の一属。化石のみ知られている。単体のものと群体のものがあり,円筒状の殻の内側にある隔壁が 4または 4の倍数になっているので,四放サンゴ類とも呼ばれる。サンゴ類のなかで地球上に最初に出現したもので,古生代のオルドビス紀から古生代末まで生息し,石炭紀に特に繁栄した。日本各地の石炭紀とペルム紀の地層から産出するルゴースサンゴ類には,クエイチョウフィルム(貴州サンゴ),ディブノフィルム Dibunophyllum,ナガトサンゴなどがあり,示準化石として名高い。(→サンゴ,刺胞動物,花虫類,無脊椎動物) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by