ヲサルベツ(読み)をさるべつ

日本歴史地名大系 「ヲサルベツ」の解説

ヲサルベツ
をさるべつ

漢字表記地名「長流」のもとになったアイヌ語に由来する地名。本来は河川名だったと思われるが、コタン名のほか岬や浜などの名称としても記録されている。「東蝦夷地場所大概書」に「宇寿場所」の一所として「小砂留別」とみえ当地一帯は近代に入っても長流おさる村に包含された。仮名表記は「ヲサルベツ」のほか「ヲサラヘツ」(高島日記)もあり、「おさる別」(「狄蜂起集書」・享保十二年所附)と書くものもある。語義について秦「地名考」は「ヲサルベツ ヲシヤラベツ也。シヤラは禽獣魚虫の尾を指して皆シヤラと云。此河の源にウストウと云大湖あり。その湖を躰と見、川を尾と見たるなるへし」と解釈している。これに対し「地名考并里程記」は「夷語ヲシヤルヘツなり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む