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アゼルバイジャン自治共和国[イラン] アゼルバイジャンじちきょうわこく[イラン]Autonomous Republic of Āzarbayjān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アゼルバイジャン自治共和国[イラン]
アゼルバイジャンじちきょうわこく[イラン]
Autonomous Republic of Āzarbayjān

第2次世界大戦中,ソ連軍駐留下のイランアゼルバイジャンに 1945年 12月樹立された地方革命政権。 45年夏ジャーファル・ピーシェワリーの指導のもとに,アゼルバイジャン民主党が創立され,同党がこの政権を樹立した。同党はトゥーデ党と密接な関係を有したが,組織的には独自のもので,地方的民主主義運動を代表し,ウラマーや族長,中小資本家も交えたものであった。 45年9月3日,12ヵ条党基本方針を発表し,アゼルバイジャンの自治を目標とした。政策も自由主義的な内容のものであった。西欧側はこれをソ連の傀儡政権とみなして,イランを東西冷戦に巻込む事件に発展した。同党は 11月に政府軍を武装解除し,タブリーズで全人民大民族会議を開き,12月アゼルバイジャン議会選挙を行なった。首相にピーシェワリーを選び,ただちに農地改革,労働法が立法されて実施に移された。イラン政府はこの問題を平和的に解決するような態度をとりながら 46年5月のソ連軍撤退後,10月に政府軍を向けて武力で攻撃した。散発的抵抗ののち,政権は崩壊した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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