アットマリ(読み)あつとまり

日本歴史地名大系 「アットマリ」の解説

アットマリ
あつとまり

漢字表記地名「厚泊」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「アツトマリ」(東海参譚・観国録)と記されることが多い。遠山・村垣「西蝦夷日記」ではアットマリ、ノブカなどに「漁小屋蝦夷屋数多」くあるという。「蝦夷日誌」(二編)に「二八小屋、番屋、夷人小屋有。図合懸り澗よろし」とある。「廻浦日記」に「出稼小屋十一軒(中略)往昔夷家三軒有しと。今はなし。番屋一軒梁五間、桁七間、雑くら一棟梁三間、桁六間稲荷の社一棟梁九尺、桁二間有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む