アットマリ(読み)あつとまり

日本歴史地名大系 「アットマリ」の解説

アットマリ
あつとまり

漢字表記地名「厚泊」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「アツトマリ」(東海参譚・観国録)と記されることが多い。遠山・村垣「西蝦夷日記」ではアットマリ、ノブカなどに「漁小屋蝦夷屋数多」くあるという。「蝦夷日誌」(二編)に「二八小屋、番屋、夷人小屋有。図合懸り澗よろし」とある。「廻浦日記」に「出稼小屋十一軒(中略)往昔夷家三軒有しと。今はなし。番屋一軒梁五間、桁七間、雑くら一棟梁三間、桁六間稲荷の社一棟梁九尺、桁二間有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android