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アテネ国立考古学博物館 アテネこくりつこうこがくはくぶつかんEthnikon Archaiologikon Mouseion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アテネ国立考古学博物館
アテネこくりつこうこがくはくぶつかん
Ethnikon Archaiologikon Mouseion

ギリシア,アテネにある世界有数の考古学博物館。1829年,オスマン帝国からの独立とともにエイナ島に中央美術館が創設され,ギリシア全土から発掘された古代美術品が収集保管された。1834年の首都移転に伴い中央美術館もアテネに移り,1889年今日の場所に新館が完成した。1925~39年増築整備が進められ,約 40室余の展示室を有する。ヨーロッパの大美術館においても古代ギリシアのオリジナル彫刻作品は数少ない貴重品であり,またローマ時代の模刻である場合が多いが,ここではその収蔵品のほとんどが真正の古代ギリシアのオリジナルで占められている。ミケーネ時代(→ミケーネ文明)からヘレニズム時代(→ヘレニズム文化)まで,およそ 4000年にわたる時代の作品が収集展示されている。主要作品は,キクラデス諸島出土の大理石像『竪琴奏者』,ハインリヒ・シュリーマンが発掘した『黄金のマスク』や『バフィオの金杯』,アルカイック彫刻『アリスティオンの墓碑』『アナビュッソスのクーロス』(→クーロス),さらに古典彫刻の名品『アルテミシオンのポセイドン(→ポセイドン)』『ヘゲソの墓碑』『アンティキュテラの青年』など。そのほかディピュロン出土品(→ディピュロン様式)をはじめとする陶器の大コレクションや,アキレウスの画家による白地レキュトスが重要である。(→ギリシア美術

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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