アドワ(その他表記)Adwa

改訂新版 世界大百科事典 「アドワ」の意味・わかりやすい解説

アドワ
Adwa

エチオピア北部の小都市。人口2万(1984)。半ば乾燥した荒涼とした景観なかにある平凡な一地方都市で,エリトリアへの交通要衝スエズ運河開通により重要性を増した紅海沿岸に足場を得ようとして,エチオピアに侵入してきたイタリア軍を,エチオピアはこの地において完全に撃退し(1896),独立国家としての存在を世界に知らせた。〈アドワの戦〉として著名である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「アドワ」の意味・わかりやすい解説

アドワ

エチオピア北東部,アディスアベバの北約600kmに位置する町。1895年―1896年のイタリア・エチオピア戦争におけるエチオピア勝利の地。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android