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アリーナ・ステージ arena stage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アリーナ・ステージ
arena stage

舞台と客席が向き合う形の額縁舞台に対して,客席が四方ないし三方から囲む形式の舞台。円形劇場 theatre-in-the-round,オープン・ステージ open stage,または突出し舞台 thrust stageとも呼ばれる。歴史的にはギリシアやローマ,あるいはエリザベス朝の劇場にみられた様式であるが,20世紀前半,ソ連の N.オフロープコフやアメリカの大学演劇などによって積極的に取入れられるようになった。第2次世界大戦後のアメリカでは,ダラスに M.ジョーンズ・シアター,ニューヨークにサークル・イン・ザ・スクエア,ワシントン D.C.にアリーナ・ステージが開設され,舞台と客席の関係や俳優の演技の質を問直す舞台構造として,今日では多くの劇場で採用されている。

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世界大百科事典内のアリーナ・ステージの言及

【円形劇場】より

…たとえばイギリスには,演出家ジョーゼフStephen Josephがストーク・オン・トレントのビクトリア劇場を改造して1962年に開場した円形劇場がある。しかし最も注目されるのはアメリカの場合で,1940年にシアトルのワシントン大学にヒューズGlenn Hughesが設立したペントハウス劇場,47年に女流演出家ジョーンズMargo Jonesがダラスにつくった円形劇場,ニューヨークのサークル・イン・ザ・スクエア(1951完成),ワシントンのアリーナ・ステージ(1961)など多くの例がある。これらはいずれも額縁舞台を否定して演技空間の解放をねらい,装置や道具よりも俳優の演技を重視し,舞台と客席の融合を目ざすもので,演出や演技のあり方はもとより,戯曲の書き方そのものの再検討をも迫っている。…

※「アリーナ・ステージ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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