アルウァンドゥス(その他表記)Arvandus

改訂新版 世界大百科事典 「アルウァンドゥス」の意味・わかりやすい解説

アルウァンドゥス
Arvandus

ローマ帝政末期の官職貴族。生没年不詳。464-468年,2期にわたってガリア道長官を務めたが,不当徴収のかどで告発されローマ市へ連行された。その審理中に,彼が西ゴート王エウリックに,アンテミウス帝に対して反旗を翻してガリアを西ゴートとブルグントで分割するよう勧めた手紙が露見。反逆罪で死刑を宣告されたが,のちに追放刑に減刑された。ローマ帝国の要職にありながら,ローマから離反してゲルマンにくみする彼のような人物の出現は,ゲルマン支配が浸透していく当時のガリアの状況をよく物語っている。
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