アンチゴケ(読み)あんちごけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンチゴケ」の意味・わかりやすい解説

アンチゴケ
あんちごけ
[学] Anzia opuntiella Müll. Arg.

地衣類アンチゴケ科の代表的な1種。ブナなどの広葉樹の幹上に群生する葉状地衣。地衣体は細い裂片に分かれ、各裂片がほぼ放射状に広がって伸びるので、全体としては円形に近くなる。裂片は二又(ふたまた)状に分かれ、不規則にくびれたり、数珠(じゅず)状につながったりする。表面は滑らかで灰白色、裏側は黒褐色の袋状に膨らんでいる。子器は円盤状で、中は黒褐色をしている。分布は、日本では北海道から九州にかけ、台湾、中国東北部などにも産する。

[佐藤正己]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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