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イースト・サイド・ストーリー いーすとさいどすとーりーeast side story

知恵蔵の解説

イースト・サイド・ストーリー

フランスの人類学者コパンスが唱えた「アフリカの大地溝帯東側で人類が誕生した」という仮説シナリオ。およそ800万年前から、大地溝帯付近の造山運動が盛んになり、大西洋の水蒸気を含んだ偏西風が大地溝帯の山脈にぶつかって雨を降らすようになったので、東側では気候の乾燥化が進んだ。その結果、森林が徐々に草原に変わり、類人猿祖先は死に絶えてしまった。一方、人類の祖先は二足歩行により草原で生活の場を開拓して人類に発展した、という内容。名前はミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」のもじり。ただし、人類の祖先は、森の中ですでに立ち上がっていた、あるいはサヘラントロプスのように大地溝帯の西にもいた、との批判もある。

(馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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