ウィスマル(英語表記)Wismar

改訂新版 世界大百科事典 「ウィスマル」の意味・わかりやすい解説

ウィスマル
Wismar

ドイツ北部,メクレンブルク・フォアポンメルン州の港湾都市。人口5万4000(1991)。バルト海に面する。造船業,食品業が行われる。12世紀にリューベックの影響下に一漁村から商業都市へと発達。早くからリューベックの盟友としてハンザ同盟中核都市の一つとなり,都市連合の維持に貢献した。中継貿易のみならず,中世以来ビールの醸造輸出でも知られた。中世を通じてメクレンブルク大公領に属し,三十年戦争後,スウェーデン領となったが,1803年旧主に復帰した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android