日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウシュキュダル」の意味・わかりやすい解説 ウシュキュダルうしゅきゅだるÜsküdar トルコの大都市イスタンブールの一地区。ボスポラス海峡の東岸、すなわちアジア側に位置する。ユスキュダル、ウスクダラともよばれ、古くはスク・タリScu Tariともいった。対岸のイスタンブール地区とはフェリーボートで結ばれる。工業、商業が盛んで、小アジア半島の鉄道の起点ハイダルパシャ駅もある。古代都市クリソポリスChrysopolisに由来する。クリミア戦争の際にはイギリス軍の基地となり、ナイチンゲールの活躍した野戦病院が置かれていた。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例