ウランチャップ(烏蘭察布)盟(読み)ウランチャップ(英語表記)Ulanqab

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウランチャップ(烏蘭察布)〔盟〕
ウランチャップ
Ulanqab

中国北部,内モンゴル (蒙古) 自治区中部の地区。行政中心地はチーニン (集寧) 市で,9つの県と5つの旗から成る。中央から北部にかけては内モンゴル高原で,南部はフォンチェン (豊鎮) 丘陵。高原にはステップが広がり,ヒツジヤギ,ウマ,ウシが放牧される。北部のモンゴルとの境界一帯はゴビで,礫質砂漠が広がる。タプスー (達布蘇) 塩湖はターチン (大青) 塩の産地。丘陵は農牧地域で,コムギ雑穀ジャガイモトウモロコシ,タバコなどを栽培。また,西部のバヤンオボー (白雲鄂博) には大規模な鉄鉱山がある。南部をチンパオ (京包) 鉄道,東部をチーアル (集二) 鉄道が通る。人口 317万 1294 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android