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エイナ島 エイナとうNísos Aíyina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エイナ島
エイナとう
Nísos Aíyina

古代ギリシア語読みではアイギナ Aigina。ギリシア,エーゲ海西部,サロン湾中部にある島。アテネの外港ペイライエウスの南南西約 20kmに位置する三角形の島で,北西部にはブドウ,オリーブ,イチジクなどが栽培される肥沃な平野があり,東岸沿いには火山岩の丘陵が延びる。中心集落は西岸のエイナ。新石器時代より居住者があり,クレタ,ミケーネとも接触した。前 1100年頃デイフォンテスの率いるドーリス人に征服され,前7世紀アルゴスの僭主フェイドンの支配下にギリシア本土最初の貨幣が鋳造された。アルカイック期には海軍力をそなえてサモスと戦い,前 506年からはアテネとの長い闘争が始るが,ペルシア戦争ではギリシア側について戦功を立てた。アファイア神殿とそのすぐれた彫刻はこの時期に造られたものである。しかし前 459年アテネとの海戦に完敗し,デロス同盟への強制加入と償金を課せられた。その後ペロポネソス戦争を扇動したため,開戦とともにアイギナ市民はアテネによって追放され,前 405年スパルタによって回復されたが,繁栄は戻らなかった。ヘレニズム時代ペルガモン王国の統治からローマ領に移された。その後数世紀を経て,15世紀中頃にはベネチア共和国の宗主権下に繁栄を取戻したが,1537年オスマン帝国の支配下に入った。 1826年ギリシア領となり,28年まで新生国家ギリシアの首都がおかれた。アポロン神殿の円柱が残るコロナには,新石器時代以来の遺跡があり,現在アテネ市民の行楽地となっている。面積 83km2。人口1万 1127 (1981) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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