アファイア神殿(読み)アファイアしんでん(英語表記)Aphaia temple

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アファイア神殿」の意味・わかりやすい解説

アファイア神殿
アファイアしんでん
Aphaia temple

ギリシアアテネ南西エイナ島の山上に建つ女神アファイアの神殿。前510頃~前490年頃の建造で,正面 6柱,側面 12柱のドーリス式建築(→ドーリス式オーダー)。トロイ戦争題材とした東西破風の群像彫刻は,アルカイック期からクラシック期にいたる新旧二つの時代様式(東破風が新しい)を物語っている。これらの彫刻はドイツのミュンヘンにあるグリュプトテークに収蔵されている。(→ギリシア美術

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