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エゾアカヤマアリ Formica yessensis

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世界大百科事典 第2版の解説

エゾアカヤマアリ【Formica yessensis】

膜翅目アリ科の昆虫(イラスト)。働きアリの体長は5~8mm,黒褐色の腹部を除きほぼ黄赤色。北海道から本州中部の山地にまで生息し,シベリア東部,中国東北部,朝鮮半島などにも分布する。本州の中部では標高1400~1800mくらいのカラマツ林にすみ,巣は地中につくられるが,その上に枯れた植物の小片を積み上げて高さ50cmほどの円錐形の塚をつくり,夏にその中で幼虫を育てる。ふつうは1家族で一つの塚にすむが,いくつかの塚の間を自由に往来して全体が一つの家族のように見える場合があり,これをスーパーコロニーsuper colonyという。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のエゾアカヤマアリの言及

【アリ(蟻)】より

…アリが植物体をすみかとし,両者の間に特別な関係を生じたものをアリ植物といい,熱帯地方に見られる。 一つのコロニーに含まれている働きアリの数は日本産のクビレハリアリで約20匹,クロヤマアリでは数千匹,エゾアカヤマアリ(イラスト)で数万匹程度であるが,アフリカ産のサスライアリや中南米産のグンタイアリ(イラスト)には数百万匹に及ぶものがある。繁栄しているコロニーからは毎年羽アリ(有翅の雄アリや雌アリ)が生まれ,種類によってほぼ定まった時期に結婚飛行を行い交尾する。…

【アリ塚(蟻塚)】より

…アリやシロアリ類が地中から地上へ小高く盛り上げてつくる巣で,内部は多数の小室と入り組んだ通路からなり,女王を中心に数万以上の構成員が社会生活をしている。アリ類で塚をつくる種は少なく,日本ではエゾアカヤマアリが北海道から本州中部山地にかけて分布し,カラマツ林や草地などに針葉樹の葉や枯枝,土などを積み上げて塚(最大,直径2m,高さ50cm)をつくる。この塚はその下にある巣の延長としての機能のほかに,巣の保温と雨水の浸入を防ぐ働きがある。…

※「エゾアカヤマアリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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