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オトミ Otomí

世界大百科事典 第2版の解説

オトミ【Otomí】

メキシコ中央高原の各州に散在するオトミ語系の先住民。オトミが全体として政治的統一体を形成したことはなく,16世紀のスペイン人による征服以前には,近隣のトルテカ王国,アステカ王国の盛衰のたびに居住地域が変化し,征服後もスペイン人入植者による金鉱採掘・牧畜業導入などのために,オトミ村落は移住を強制されることが多く,入植者との間に衝突が絶えなかった。人口は約35万で,その80%がスペイン語を併用する。メキシコの他の先住民集団と異なり,オトミ語をすでに話さなくなっても,オトミ先住民としての意識を維持する者が多い。

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世界大百科事典内のオトミの言及

【アメリカ・インディアン】より

…中央高原ではテオティワカンのあと,トゥーラを中心としたトルテカ文化,そのあとの混乱から生まれて諸民族の平定を図ったアステカ文化など,支配民族とその王国の交替がはげしかった。今日,高原では,オトミタラスコサポテコ,ミヘなどインディオが存続するが,スペイン人との混血が多い。南部では,チアパスやユカタン地方,グアテマラ高地のマヤ系諸民族が,小さな地方的まとまりを固くして,伝統的文化を残している。…

【ケレタロ】より

…郊外に工場団地が造成され,食品加工をはじめ各種近代工業が発達。オトミ族が建設した町で,植民地時代にはグアナフアトやサカテカスの銀山への補給基地であった。1810年のイダルゴの独立計画策定,48年米墨(アメリカ・メキシコ)戦争の講和条約調印,67年マクシミリアン皇帝の処刑,1917年の憲法作成など,メキシコ史の重要な舞台となった。…

※「オトミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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