オランダ薄荷(読み)オランダはっか

精選版 日本国語大辞典 「オランダ薄荷」の意味・読み・例文・類語

オランダ‐はっか‥ハクカ【オランダ薄荷】

  1. 〘 名詞 〙 シソ科の多年草。ヨーロッパ原産で、江戸時代の文政年間(一八一八‐三〇)に渡来し、現在では湿地などに野生化しているが、香料に用いるため栽培もされている。茎の断面は四角形で、長卵形の、縁にまばらな鋸歯(きょし)のある葉を対生する。葉の表面葉脈がへこみ、しわがある。秋、淡紅紫色の唇形の花が多数集まり、円柱状の穂となって咲く。ちりめんはっか。みどりはっか。スペアミント。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のオランダ薄荷の言及

【スペアミント】より

…和名ミドリハッカ。オランダハッカともいう。中央ヨーロッパ原産のシソ科の多年草で,M.longifolia L.とM.rotundifolia L.との雑種起源と考えられている。…

※「オランダ薄荷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android