唇形(読み)しんけい

精選版 日本国語大辞典 「唇形」の意味・読み・例文・類語

しん‐けい【唇形】

  1. 〘 名詞 〙 主に植物の花の形態を表わす語。合弁花冠うち花冠上部上下に大きく二裂した形。上側の裂片を上唇下側を下唇という。オドリコソウサルビアなどシソ科植物の花はその代表例で、同科のことを古くは唇形科ともいった。
    1. [初出の実例]「唇形(シンケイ)とは紫蘇或は胡麻等の唇咲の総名なり」(出典:博物図教授法(1876‐77)〈安倍為任〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android