オルガン奏法(読み)オルガンそうほう(その他表記)organ playing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オルガン奏法」の意味・わかりやすい解説

オルガン奏法
オルガンそうほう
organ playing

演奏法としては,手の技法,足 (ペダル) の技法,ストップ (→音栓 ) 操作法がある。 19世紀のピアノ奏法のめざましい発展に影響され,今日のオルガン奏法はピアノ奏法の基礎の上に体系化されている。手の技法は多くの点でピアノの場合と同じであるが,ピアノのように打鍵して音を響かせるのではなく,音の長さを保つ楽器であるため,アーティキュレーションに特別の注意が要求される。足鍵盤はオルガン特有のものであり,爪先とかかとを用いる。また,一つの楽器で音色を変化させるストップ操作および配合役割は,曲の趣を生かすうえに重要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android