世界大百科事典(旧版)内のオルトケイ酸の言及
【ケイ酸(珪酸)】より
…ふつうはオルトケイ酸H4SiO4を指すが,メタケイ酸(H2SiO3)nのほか各種の形式の酸,あるいはxSiO2・yH2Oであらわされる無定形不定組成の水和二酸化ケイ素を含めた総称として用いられることもある。オルトケイ酸は,四ハロゲン化ケイ素を加水分解するか,オルトケイ酸アルカリを塩酸で処理し,生成物をエーテル,ベンゼンなどで洗浄し乾燥すると無色粉末状の化合物として得られるが,純粋にH4SiO4のみを得るのはむずかしく,H2SiO3,H2Si2O5などが混入する。…
※「オルトケイ酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」