オレホボズーエボ(英語表記)Orekhovo-Zuevo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オレホボズーエボ」の意味・わかりやすい解説

オレホボズーエボ
Orekhovo-Zuevo

ロシア西部,モスクワ州の都市。モスクワの東約 90kmにあり,クリャジマ川にのぞむ。 18世紀に絹織物,綿糸加工の工房が集っていたところで,ロシアにおける繊維工業の中心地として,ロシア経済史や労働運動史のうえでよく知られている。 1917年オレホボ,ズーエボ,ニコリスコエなどの繊維工業村が合併して市となった。現在も繊維工業 (綿布,絹織物) の中心地で,ほかに化学機械などの工業がある。教育大学があり,モスクワとウラジーミルを結ぶ鉄道が通る。人口 12万620(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android