オーバーステア(読み)おーばーすてあ(その他表記)over steer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーバーステア」の意味・わかりやすい解説

オーバーステア
おーばーすてあ
over steer

自動車操縦性の一傾向で、ハンドル操舵(そうだ)量以上に車体が向きを変えようとする性質。平坦(へいたん)な路面で、一定の操舵角を保って旋回しながら速度をあげていくと、しだいに内側へ回り込み、ハンドルを戻さなければならない状態がオーバーステアである。敏捷(びんしょう)な運動性を要求されるスポーツカーレーシングカーでは、きついコーナーを高速で通過するために、アクセルを強く踏んだ際にオーバーステアになるようセットされたものが多い。なおオーバーでもアンダーでもないものをニュートラルステアという。

[高島鎮雄]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む