オープンエンド紡績(読み)オープンエンドぼうせき(英語表記)open-end spinning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紡績法の一種。精紡工程において,スライバや粗糸のような繊維束をいったん個々の繊維または微小繊維束に分離してその連続性を断ち,分離された繊維あるいは微小繊維束を再集束させながら加撚して巻取る方法。この精紡方法は,繊維束の加撚と巻取りを別の機構で行うことができるので,精紡工程の高速化,合理化が可能になった。繊維束の分離,輸送,再集束,加撚の方法により,ロータ式,渦流式,静電式などがあるが,実用機としてはロータ式が広く用いられる。ロータ式では,コーミングローラまたは気流によって繊維束を分離し,分離繊維を高速回転しているロータ内に気流によって輸送して,ロータ内壁で再集束させる。この再集束繊維をロータから引出して巻取りローラで巻取ることにより,ロータと巻取りローラ間の繊維束に撚 (よ) りがかかり,糸が形成される。渦流式は再集束,加撚に空気渦流を,静電式は再集束に静電気を用いる方式である。 (→空気精紡機 )  

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