カイオワ族(読み)カイオワぞく(その他表記)Kiowa

翻訳|Kiowa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カイオワ族」の意味・わかりやすい解説

カイオワ族
カイオワぞく
Kiowa

北アメリカインディアンの一民族で,タノ語群に属する言語を話し,大平原南部に住む。人口約 3000と推定される。ティピー (テント) による典型的移動生活を行う平原インディアンで,農耕はせず,ウマに乗って勇壮な野牛狩猟を行なった。かつては7つのバンドに分れていたことが知られる。 10個の呪物の束を守護神として太陽踊りの中心に置き,また幻覚剤としてサボテンを用いるペヨーテ儀礼を行なった。 1832~1939年まで民族の出来事を年2回,皮に描いて暦として残し,彼らの歴史を語り伝えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカイオワ族の言及

【アメリカ・インディアン】より

…そして,バイソンが最も特徴的な大型動物であった。 この領域のおもな原住民はクロー族シャイアン族,カイオワ族などであるが,伝統的には河岸段丘の上で小規模な農耕を行い,季節的には野生植物の採集を行った。また,徒歩によるバイソンの狩猟も行われていた。…

※「カイオワ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む