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カジノ資本主義 カジノしほんしゅぎ casino capitalism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カジノ資本主義
カジノしほんしゅぎ
casino capitalism

S.ストレンジが 1986年に著した本のタイトルとしても用いられている。 20世紀後半における変動相場制への移行や,各国金融の自由化,国際化などによる金融取引の活発化と量的な拡大,金融リスクの増大とキャピタルゲインを含む金融面での収益率の増加が,マネーゲームを活発に行なわせるようになり,あたかも密室の中でのギャンブルのように実体経済とは乖離 (かいり) したところで金融活動が行なわれていることから,カジノ資本主義と呼んだ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

カジノ資本主義

1980年代から、投機的な国際金融取引が短期の利得を目指して、活発になったことを指して、英国の国際政治経済学者、S.ストレンジが命名した。国際資本移動が自由化されて、その取引規模が膨大になったこと、為替相場や金利、金融資産価格が必ずしも実体経済を反映しない形で激しく変動するようになったことが背景にある。90年代は、欧州や東アジア通貨危機を誘発したヘッジファンドや、デリバティブの理論を開発したノーベル経済学賞受賞者が経営に携わったLTCM(ロングターム・キャピタルマネジメント)の経営破たんなど話題に事欠かなかった。金利、為替相場の変動を利用して投機や利鞘(りざや)を狙った行為は資本主義付き物であるが、近年はその取引範囲も及ぼす影響も、グローバル化してきた。98年10月のG7ではヘッジファンドの活動が、99年のケルンサミットでは「オフショア金融センター」が、それぞれ監視の対象とされた.

(石見徹 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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大辞林 第三版の解説

カジノしほんしゅぎ【カジノ資本主義】

現代の国際金融や外国為替市場の投機が賭場におけるギャンブル・ゲームに類似してきたことを象徴的にいう語。 〔イギリスの経済学者ストレンジ(Susan Strange)の同名著作から〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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