出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
外国為替相場を市場の需給により自由に変動させる制度。第2次大戦後の各国の外国為替相場制度は,IMF体制のもとで,米ドルを基準に一定比率に固定(たとえば1ドル=360円)する固定相場制がとられてきたが,1971年(昭和46)8月15日のアメリカの金・ドル交換性停止(ドルショック)を契機に動揺し,73年2~3月から主要諸国がいっせいに固定相場制を放棄したため,世界は変動相場制の時代に入った。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…この構成メンバーである10ヵ国(G‐10)は,その後の通貨制度改革や国際金融上の重要事項決定につき随時会合し(10ヵ国蔵相会議),大きな役割をもつに至った。
[変動相場制への移行とIMF]
さて,国際流動性の主要供給源としては戦後一貫して米ドルの増加に頼ってきたが,そのためにはアメリカの国際収支が赤字にならなければならず,一方,アメリカの赤字はいっそう米ドルの信認を低下させるという〈流動性ジレンマ〉が生ずる。そこで米ドルの流出によらず無条件流動性創出を可能とする補完的新準備資産の必要性が論ぜられ,新たにSDR(特別引出権)の創出が67年に決定された。…
… すでに述べたように,為替相場は外国為替市場の需要・供給関係によって決定されるが,この需要・供給の力の現れ方は,その国の採用している為替相場制度によって異なる。それらの為替相場制度には,大きく分けて,自由変動為替相場制(変動相場制),金本位制,管理為替相場制の3種類がある。(1)変動相場制は,現行の制度で,為替相場の決定がまったく市場の力にゆだねられるものであり,外国為替の需要が供給を上まわれば外国為替の価格は上昇し,下まわれば下落するという調整メカニズムが働いて需要と供給が均衡する点で為替相場が決定される。…
…各国の通貨相互間の価値が,外国為替市場の需給関係によって決定されるような為替相場制度をいう。略して変動相場制ということが多い。これの対極が固定為替相場制。…
※「変動相場制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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