カドフィセース2世(読み)カドフィセースにせい

改訂新版 世界大百科事典 「カドフィセース2世」の意味・わかりやすい解説

カドフィセース[2世]
Kadphises II

古代インド,クシャーナ朝の王。在位一説によると後91-130年ころ。生没年不詳。ビマ(ウェーマ)・カドフィセースVima Kadphisesの名でも知られ,《後漢書》では閻膏珍と記される。父王カドフィセース1世(クジューラ)のあとを継ぎ,領土を北インド中部にまで広げ,〈王中の王,全世界の主〉と称した。従来銀貨に替え,純度の高い大型の金貨を発行したことで知られる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カドフィセース2世」の意味・わかりやすい解説

カドフィセース2世
カドフィセースにせい

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