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カノバス・デル・カスティリョ Antonio Cánovas del Castillo

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世界大百科事典 第2版の解説

カノバス・デル・カスティリョ【Antonio Cánovas del Castillo】

1828‐97
スペインの政治家,歴史家。保守穏健派に属し,1854年以降スペイン政治の中心人物。閣僚を歴任し,アルフォンソ12世の守役にも任じられた。王政復古(1874)後,首相となり,イギリス型の二大政党制の移植を意図した1876年憲法を制定したが,当時興隆してきた労働運動には理解が及ばず,97年,アナキストによって暗殺された。スペイン・ハプスブルク王朝の歴史研究の専門家であった。【鈴木 昭一】

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世界大百科事典内のカノバス・デル・カスティリョの言及

【スペイン】より


[公式のスペインと現実のスペイン]
 王政復古を意図した保守派の政治家が支援を受けて,まず1874年1月2日に,パビア将軍(1827‐95)がマドリードで蜂起し,同年12月,サグントでマルティネス・カンポスArsenio Martínez Campos将軍(1831‐1900)のクーデタが勃発したため,第一共和国は直ちに倒れ,その結果,アルフォンソ12世(在位1874‐85)が新国王となり,王政が復活した。そして,74年以降の王政復古期の舵は保守派の領袖カノバス・デル・カスティリョの掌中に握られた。カノバスの政治理念は1876年憲法に具現されているように,イギリス型の二大政党制に基づく立憲君主制の確立であった。…

※「カノバス・デル・カスティリョ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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