日本のインディーズ映画。海外版タイトルは「ONE CUT OF THE DEAD」。ゾンビサバイバル映画を撮影する自主映画撮影隊と、その製作の裏側を、異色の構成と緻密な脚本で描く。監督・脚本は上田慎一郎。監督・俳優養成スクール、ENBUゼミナールのワークショップ「シネマプロジェクト」第7弾作品として2017年に製作され、同年11月にイベント上映されて話題を呼んだ。その後、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でゆうばりファンタランド大賞(観客賞)を、ウディネ・ファーイースト映画祭(イタリア)でシルバー・マルベリー賞(観客賞2位)を受賞するなど、国内外の映画祭で評価を得た。18年6月には東京都内2館で劇場公開されて好評を博し、同年8月からはアスミック・エースがENBUゼミナールとの共同配給に乗り出して全国で拡大公開されるという、異例のヒットとなっている。